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鬼畜倶楽部
第1章 出会い
須藤 祐子 32歳 既婚


《出会い》

いつもの様に、仕事場の帰り道

いつと同じ、何も変わらない駅からスーパーへ寄り、夕飯の買い物をして薬局へ寄り、いつもの格安の水を買う。

いつと変わらない。

愛する旦那の為に、夕飯の支度をして帰りを待つ。

そんないつもと変わらない、同じ事の繰り返し

だった、筈なのに・・・


あと少しで、自宅のマンションまで少しの所で、目の前に何か落ちている。

まだ遠目では単なる黒い物、多分何かゴミとか、見たくはないが何か小動物の死骸かなと、少し避けて通り過ぎようと近づくと、それは黒いサイフの様に見えた、しかも少し厚みがある。

なんと無く、辺りを見回すが誰も居ない。

別に悪い事をしている訳でも無いのに、拾うか拾わないか、何故かドキドキしている。

なんだか、拾う事すらイケナイ事の様に。

通り過ぎれば、いいだけの事なのに、もしかしたら大金が入っていて、持ち主から後で少しでもお礼が貰えるかな?そんな事まで数秒で頭をよぎる。

やはり、気になって拾っい買い物袋に入れ、さらに辺りを見回して何故かドキドキしながら、その場では無く自宅まで持って帰ってしまった。

自分でも初めての経験だったので、その場で見て、警察にでも届けるのが一般的なのかもしれないが、何せ初めての事 いつもと違う事に何故か悪い事でもしたような後ろめたさで、足早に自宅まで早足で帰って来た。

取り敢えず、買い物をした袋をキッチンのテーブルに置いて、さっき拾ったサイフの様な物を取り出した。

黒の開きのサイフ

男性特有のカードと紙幣のお金を入れる二つ折りのサイフだ

ドキドキしながら開けてみる

一瞬 目を疑う程のお札が見えた。

急にドキドキが増して、よく見てみると全てが一万円札

パッと見ただけでも50いや100枚位ある

何故かわからないが喜んでしまった。

のもつかの間、急に罪悪感が襲ってきた

どうしよう、こんな事、どうやって警察に説明しよう

「道で、拾って 家に帰って見たら沢山のお金が入っていたから、届けました 」

何故そこで見て、届けなかったのか、疑われる?

あまりの大金に、自分でもどうすればいいか、一瞬判断に困った。

その時

ピンポーン ピンポーン

玄関の呼び鈴が鳴った。
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