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Dolls…
第14章 幼馴染み

ショーツを身に付けてない秘部にシュウちゃんの手が触れた。

それだけで私の頭は真っ白になった。

一瞬、涙も枯れ果てたようにその勢いを失っていた。


「あっ、あ…」


信じられない気持ちと恥ずかしさで声が出ない。

抵抗しようにもここまでされたら抵抗の仕様がない。


「これは、あの男の趣味か?悪趣味だな」


所謂ノーパン状態だが、これは椎葉さんの仕業であって趣味という訳じゃない。

それより、シュウちゃんにこんな無様な格好を知られた方がよっぽど恥ずかしい。


「椿。言えよ」

「な、何を…?」

「俺のそばで何回イッた?」


「……………っ!!」


シュウちゃんは、全てを見てた。

椎葉さんが私の中に仕込んだ遠隔操作用のローターを私の中から取り出す所も見てたのだろう。

きっとシュウちゃんは気づいたに違いない。

脱衣場からダイニングまでの私の反応の意味を…。


ダイニングの壁で腰が砕けたのも、椅子から落ちて倒れたのも、何故そうなったか全て合点が行ったのだろう。


だけど、そんな事私の口からシュウちゃんに言えるはずない。

バレないように必死で隠してたんだ。


「………知らない」

「何で?あの男には言ったんだろ?」

「そんな事、言ってないっ!」


ローターのことまで知られて、それだけでも死んでしまいたいぐらいなのに。

それに、回数なんていちいち覚えてない。

とにかく、自然を装うのに必死で、寧ろ感じたりイッたりしないようにしてたのだから。


「へぇ。あの男には言えるくせに俺には言えないんだ?」

「だって、本当に知らないのっ!」






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