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Dolls…
第17章 悪魔のささやき
安藤さんは、椎葉さんの事なら何でも知ってる。

私の勘は当たってた。

私の知らないところであんな会話をコソコソとしてたぐらいなんだから他にも何かを知ってるはずだ。


「あの、椎葉さんのお母さんって…」




━━━━……っ!


え…?







椎葉さんのお母さん。


その単語を口にした瞬間、安藤さんの表情が変わった。



あの笑顔が消えて、驚いたような…、険しい顔つきに変わった。



その表情の変化に、私もすぐに気づいた。

椎葉さんのお母さん、その続きの言葉が出て来なかった。




「あ、あの…?」

私、何か変な事、聞いちゃったのかな…?

聞かなきゃよかったかな…?






「椿ちゃん…」

「はい…」

「悪いけど、こっから先は俺の口からは言えない。だけど、時が来れば秋人から話してくれるから」

「え…?」




椎葉さんが?

椎葉さんから話してくれる?

どういうこと?


奈々さんの事はあっさり話してくれた安藤さんが口をつぐんだ。

それは、触れてはいけない話題に触れたかのように。


だけど、椎葉さんの口から説明してくれるって何?

時が来ればってどういう意味?



「ど、どういう意味…」

「俺からは言えない。少なくとも、秋人から聞くべきだよ」

「あの、ちょっ…」




そう言うと、安藤さんは私を置いて先にスタジオを出て行ってしまった。



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