パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第18章 パンドラの箱

「あ…、ぅっ…」

痙攣を起こしながら焦点が合わない瞳は宙を仰ぐ。

何を見る訳でもなく、ぼんやりと朦朧とする意識で…。

最早、人間とは言えない動き。

「苛め過ぎたか？」

私の潮が椎葉さんの下腹部辺りに付着してしまい、椎葉さんの服がびしょ濡れになってしまっている、が

椎葉さんはそんな事はお構い無し。



「ひっ、く…」

「じゃあ、そろそろ終わらせてやる」

私の前髪をサラリと撫でると


「あぁっ！くっ、あ…っ！」

再び私の奥深くに腰を押し進めてきた。

奥深く、敏感なところに当たるたびに中の筋肉が縮小を起こしヒクついてる。

「やら…っ！やぁ…っ、あぁぁっ！！」

「……っ！」





優しくしたり、酷くしたり、瞬きするたびに変化する椎葉さんのいくつもの人格。

私はそれに翻弄され続ける。

こんな人、最初は大嫌いだった。

なのに、いつの間にか離れられなくなって…、底無し沼にはまったようにずぶずぶと深水にはまって行って、今じゃ…。



「あっ！だめっ！！も…だめぇ…っ！ああっ！！」

「く……」



今じゃ、どうしようもないくらい椎葉さんの体に慣れてしまった。

椎葉さんの体を受け入れるように調教されてしまった。



「あっ、し、いばさ…っ」

「ん…」


私は無意識のうちに椎葉さんに手を伸ばしていた。

拘束されてる手で椎葉さんを求めるように…。

そして、椎葉さんも私の反応に答えるように拘束された手の隙間に頭を入れて

私は椎葉さんの首に手を回して抱きつく体勢になってしまった。

私の唇に椎葉さんの唇が重なる。


深く、強く口付けられて

その感触で頭の中はもう真っ白だ。