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Dolls…
第26章 Dolls…
「わ、私は…、あの…っ」

どうしよう…。

何か言わなきゃ…。


行為の疲れからか、それとも私の告白を慰めるつもりか…、椎葉さんの声がいつもより柔らかく優しく聞こえる。

いつもと違う椎葉さんの声が落ち着いていた私の心を締め付けていく。




「…本気、なのか?」

「え…?」

「……俺の囚人になると」




━━━━━━……。







……囚人。







椎葉さんの囚人になる。

恋人はお互いが望み、合意の上で繋がった関係。

囚人はその逆で、どちらかの意思を無視して、自由を奪い半ば強制的に作られた関係。






「本気で言ったのか?」





何度も何度も私にそう尋ねる椎葉さん。

もしここで、私が首を横に振れば椎葉さんは私を逃がしてくれる。

ここまで来て無理強いなんてして来ないだろう。


きっと椎葉さんは私にチャンスをくれてるんだ。

今なら断ってもいい、逃げてもいいと言うチャンスを。


「それとも…」














椎葉さんは、本当に悪魔のような悪い人だ。

ただでさえ頭が回らなくて虚ろな状態になってるのに、そんな質問を投げ掛けて来る。


私の気持ちをわかっていながらそうやって聞いてくる。

私の口から本心を聞き出そうとしている。


逃げるチャンス?

断るチャンス?


そんなもの…、私には必要ないって知ってるくせに…。





「椎葉さん…」

「ん…?」

「私は…」











私は━━━━━━━━…っ




























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