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第10章 ５日目　～絵里～

裕美子さんが剃毛を終えて土下座の姿勢になったのは、お昼の12時位だったでしょうか。私がもう一度降りていって姿勢を解くことを許したのは夜の10時過ぎでしたから、裕美子さんは朝の３時間半ほどに加えて、さらに10時間以上土下座の姿勢で待ち続けたことになります。

でも裕美子さんは立派でした。私はほぼずっと監視カメラで見ていましたが、裕美子さんは姿勢を崩すことはもちろん、顔を上げることもせず、じっと耐えていました。

明日の美樹様のご調教も、明後日の達也様のご調教も厳しいものになるに違いありませんが、この気持ちがあれば、きっとしっかりとご調教を受けて、明後日には祐二様のもとに戻るお許しをいただけると私は思います。

私などが申し上げるべきことではありませんが、その時はどうか裕美子さんを誉めてあげていただければと思います。同じ奴隷の身分にある者としての、ささやかなお願いごとでございます。


拙いご報告で申し訳ございません。お読みいただいてありがとうございました。



絵里