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貸出奴隷 裕美子
第12章 7日目 ~達也~
一時間ほどして、達也様が地下室に戻って来られました。入口に向かって土下座の姿勢で待機していた裕美子さんのご挨拶を聞くと、達也様は先ほどまでと同じ姿勢に裕美子さんの両手を吊り、鞭の並んだ棚から、今度はケインを手にされました。

裕美子さんは、祐二様にケインを使っていただいたことはあるのでしょうか。こちらに来てからはこれが初めてのはずでしたので、もしかしたら裕美子さんにとって経験のない責めだったのかもしれませんね。ケインは、編み込みの一本鞭のような華やかさ(?)はありませんが、硬い籐でできていますから、ごく軽い打撃でも鋭い痛みが奴隷を襲います。達也様はもちろん「軽打」などはされませんし、裕美子さんはそれを何十回も、いえもしかしたら何百回も受けなければならないのです。

「裕美子。お前が受ける鞭はあと何回だ」

「はぃ、1782回です。達也様」

「早く終わりたいだろうから、ペースをあげて打ってやる。覚悟はいいな」

「・・はぃ・・・ご配慮・・ありがとうございます・・裕美子に鞭をくださぃ・・」

裕美子さんが言い終わるか終わらないかの瞬間、達也様のケインが呻りをあげて裕美子さんの両方の乳房を的確にとらえました。

「あぎゃっっ・・・・あ・・あっ・・・」

1度だけで、すでに鞭痕で埋まった裕美子さんの乳房に、新たにケインの棒状の形そのままの刻印が刻まれました。両手を吊られている裕美子さんは、どんなに痛みが激しくても、うずくまることも打たれた箇所を手で押さえることもできず、ただ耐えるしかないのです。
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