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第13章 裕美子の深層

絵里様に申し訳ない気持ちで一杯で、裕美子は本当に必死で声を出さず、姿勢も維持して、達也様の鞭を受け続けました。でも何回かに一度は、どうしても呻き声が漏れてしまいます。その度に、裕美子がされているよりもずっと強い鞭が、それも裕美子が一度粗相をするごとに10回ずつ、絵里様に振るわれました。

「絵里、どうやら裕美子はお前が打たれるのを見たくて仕方がないみたいだぞ」

そう言って笑いながら、達也様が絵里様を打ちすえます。

「あっん・・・あっっっ・・・いっ・・・い・・・・あがっっ・・・・う・・う・・」

裕美子が打たれた数はまだ40回ほど。その間に絵里様の受ける鞭はすでに60回になろうとしています。

「はぁ・・・はぁ・・・あぁっっっ・・・・つっ・・うっ・・・う・・」

絵里様の全体重を支えてる細い手首には縄痕がくっきりと残り、すでに血も滲んでいるようでした。一打一打がとても強力なので、身体もすでに鞭痕というより生傷が全身いたるところに走っていました。

「絵里の苦痛がこの程度では、裕美子は声を出すのをやめないようだ。覚悟しろ、絵里」

「・・はぁ・・・・はぁ・・は・・・はぃ・・達也様・・・絵里を・・絵里を・・もっと厳しく・・責めて・・・くださぃませ・・」

そんな・・・これ以上絵里様を・・・「もう絵里様をお許しください。その分を裕美子が自分で・・・」何度も何度もそうお願いしましたが、達也様はまるで聞こえてすらいないよう・・お願いを叫ぶ裕美子の方を見てもくださらないまま、バスルームから、水で一杯になったバケツを持ってこられました。