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貸出奴隷 裕美子
第6章 美樹の調教

どのくらいの時間、そこでそうしていたのでしょう。美樹様も達也様も、次のご調教に移る前に、裕美子をそのまま放置してくださっていたのかもしれません。



「・・ゆみこ・・・」

何か遠くの方で、私を呼ぶ声が聞こえた気がしました。どこか懐かしいような・・



「裕美子。聞こえないのか」

今度ははっきりと聞こえました。緩慢な動作で顔を上げた私の目に、信じられない光景が飛び込んできました。

「・・ご・・ご主人様・・・」


達也様に貸し出され、美樹様にご調教いただいている立場も忘れて、裕美子はご主人様にかけよってしまいました。こちらに来てまだ3日目でしたのに、何ヵ月ぶりかでご主人様にお会いできたような気持ちでした。

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