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そそり勃たせる人妻
第6章 パンティ狂争曲 ~麻由美の仕掛け~
が、そのテーブルを見て驚く。

部長の前には髙木芳子が座ってもう二人で飲んでいたのだ。

「おう!」と陽気に手を挙げて迎えてくれる部長に「お疲れ様です」と挨拶をしながら指示されるまでもなく芳子の隣へと行く。

「どうもぉ」と小声で挨拶をされてこちらも「どうも」と頭を下げて横に座るが、昼間の麻由美の言葉を思い出すとなんだかしくまれて生贄に出された気分になる。

一方の麻由美もまた当たり前のように部長の隣に座り、そうして男と女が隣り合いしかも向かい合う形で祝いの宴が始まり進んでいった。

部長は自分の功績に気をよくしているから、早いペースで飲んでアルコールに顔を赤くしながら隣の麻由美にベッタリとくっついている。

海老原は上司の手柄話に大げさに笑い、会話がまんべんなく全員に回るようにする総務課長の役割をこなしながら、その二人の身体の密着を快くなく見ていた。
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