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第11章 麻由美のコスプレ

つい先程までの「酔っている」、「疲れた」と横たわっていた姿は何処へやら、夏用の白いセーラー服に黒のミニ仕様にしたスカートを着た元気な麻由美がそこにいる。

足元に転がっているパンストがまるで脱皮した後の抜け殻のよう。

大人の装いを脱ぎ捨てて若返り蘇った麻由美が周りの空気さえキラキラさせている。

「どう？」

恥ずかしさを隠すためか、紺色のハイソックスを履いた足を上下にパタつかせながら聞いてきた。

「ん、ああ・・・」

言葉が出てこない男は、その目は揺れ動いている女の太腿と短すぎるスカートの境を注視し、チラッチラッと奥に見える白い点に奪われていた。

「もう、何処見てるのぉ？ちゃんと全部を見てよ」

立ち上がった麻由美がクルッと一回転する。