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レンアイ×トライアングル
第10章 彼の願い × 彼の思い
3人の間に沈黙が流れる。

「お前な、黙ってないで何とか言えよ」

その沈黙を破って、瀬戸さんが鈴木さんに向かって言った。

「……あぁ」

鈴木さんが俺の方へ向き直る。

「俺も彼女には笑顔が似合うと思うよ。鳴海くん、会いに来てくれてありがとう」

鈴木さんはそう言うと優しく微笑んだ。

彼の言葉は短いものだったけれど、その言葉が聞けただけで、俺は肩の荷が降りた気がした。
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