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第5章 心配無用

何も泣くこと？って不思議な顔をして傾げたら
手を引っ張って胸に引き寄せた

桐山さんの鼓動今にも止まる？って思うくらい波打っていた
顔を見上げたら、視線を感じたのか
私を見下ろして顔が近づいた。

「今すんごく、キスしたい気分、してもいいかな？」

頷いて目を瞑った
優しい口づけ

「もう一回・・・いいかな？」

今度は舌が入ってきた。
私の舌を誘うかのようにつついて来た
要求に答えるかのように桐山さんの舌を追いかけた

絡み合った舌と舌

ん・・・・・んん

キス１つでも燃え上がるんだ


唇を離し、抱きしめてくれた

「智美の帰る場所は僕の胸」だって

「これから忙しくて構う事はできないけど、逢いたいなら、昼間にメールしてください。」


「ありがとう、」


また、優しいキスを落とした。