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二人の距離は350m
第4章 デート?
「ほら、だって早く脱がないと風邪ひいちゃいますし」

「分かった、分かりましたから、せめて自分の服くらい自分で脱がさせてくださいぃ」

とうとう観念した伊丹がボタンを外す露葉の手を掴んで止める。

「そうですか?」

露葉が素直に身体の上から下りると、
「どうして僕がこんな目に…」
伊丹は起き上がって目頭を押さえた。




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