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シリウスの小説執筆方法論
第3章 『エッセイ』書き方
③その感想を書く

次に③の、それに対する自分の「感想」となります。
よくあるブログ記事は「情報」とその「感想」で終わってしまっています。
「今日はこうゆうことがあった……面白かった」「今日はこんな場面に出くわした……腹がった」話だと、まさに『日記』になってしまってしまいます。
何か一般の人が驚くような体験したのなら面白い記事になりますが、それがなければ気を引くような記事は書けないことになります。
日常でおやっと思ったことを、それなりに興味深い記事に仕上げる。
その方法がわかれば、毎日でも記事は書けるのではないでしょうか。

誰しも日常的に「おやっ」と思うことはあります。
それを「ちょっと深く」読者に伝えるには、テクニックが必要です。
「おやっ」と感じるのは生まれつきのセンスかもしれませんが、その伝え方は覚えられるテクニックです。

私がよく「使う手」は「おやっ」と思ったことを、同じ「キーワード」でくくれる「何か」とを結びつけるやり方です。
「新しく見聞きしたもの」を「既存の知識と比較してやる」と言ってもいいかもしれません。
でも逆に言えば「おやっ」と思ったのは、その瞬間に「自分の中の既存の知識」と何かしら結びついたからで、その結びつきと、それに対する感想を述べればいいのです。

そうすると、「良かった」「面白かった」「悲しかった」という平坦な感想ではなく、何がどのようにして心に残ったか、を語れるのです。
これは何か「お題」を与えられて、そのことについて、何か無理矢理書かなければならないときにも有効です。

「自分が知っているものと比較する」とありきたりの一般論にならず、具体的に感じることを言い表せるはずです。



不意に郷里を思い出した。
高校まで住んでいた。
そのころ私は、ふきのとうなんて雑草くらいにしか思っていなかったが、母は違った。
ふきのとうが顔を出す頃に、それを摘んできて、よく食卓に並べた。
おひたし、ふきのとうみそ、どれも当時の私には苦く、美味しいとは思えなかった。
不意に口の中に、幼いときに食べたあの苦さがよみがえってきた。
そして、それを口に含んだ時の食卓の風景も……(中略)……懐かしく思い出された。



「現代のふきのとう」から「故郷での幼い頃に食べたふきのとう」を関連付け、その想いを書きました。

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