この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タンバリンでできたオーロラ
第10章 芋づるデカ

「こいつは分が悪いかもしれねぇ……」
「どうしたんすか?」

 ピアノは何も考えてないような朗らかな顔で尋ねる。
 多分ホントに何も考えてないんだろうな。

 チッ……若い奴は……。

「アレだよ、アリバイだ」
「何のですか?」
「事件のに決まってるだろ」
「事件って何ですか?」
「今行ってきた現場のだよ!」
「ええっ!」
「そこじゃねえ!」

 かきあげ屋を振り返るピアノの後ろ頭にチョップする。

「そこは今、昼メシを喰った店だよ、現場じゃねえ!」
「マジっすか!?」
「マジっす……」

 相手にしてらんねえ。
 俺は仏頂面のまま、ハイライトを咥えてライターで火をつけた。


/619ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ