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タンバリンでできたオーロラ
第30章 エロくて新学期!
 さらか先輩のブラウスがもぞもぞ蠢いている。中でその手が胸を掴んで揉んでいるのだ。

 ちょっとこれはマジにえっと……。

 僕のアソコも一瞬で血がたぎり、さらか先輩のブラウスの如く、学生ズボンがバツンと膨らむ。ううっ、ごそごそしたい。

 だがちょっと待って欲しい。

 みんなどうして止めないの? これってご乱心でしょ? 風紀委員長どうしちゃったの? 受験勉強の疲れとか、そーいうアレじゃないの? ほら、ノイローゼとか……って、ノイローゼにしては口調も態度も明るすぎないか? いやいや、そういうものかもしれない。人間オカシクなるときは笑いながらヒャッハーってなるものじゃないか?

 僕の頭は大混乱に陥った。
 とにかく、周りのみんながまったく動じていないのに不安になる。

「さあ! 皆さん、ペアになって! お互いに触りっこして慰め合うのよ! エッチにね!」

 と、さらか先輩が号令をかけると、そのみんなもまた、一斉にゴソゴソと隣同士で体のまさぐり合いを始めた。
はああああああああっ?

 ちょっ……ちょっと……えええ、みなさん? ええっ? あのっ……何これ? なんなの? ドッキリ? って、ドッキリにしてもやり過ぎだろ! ちょっと、ちょっと、ちょっ……

 教室中に充満する甘い喘ぎ声。
 隣の男に唇を奪われて、うっとりとするあの子、もういきなりスカートの下に手を入れられちゃって「アアン!」とか言ってるこの子。
 なんだよ! なんだよ、それ? どうなってんだよ!

「トシアキ君……どうして一人きりでいるの?」

 泡を食っていると、いつの間にかさらか先輩が僕の机の前に立っていた。ブラウスの隙間からチラリと覗く白いレースのブラジャー。

「えっ……いえっ……そのっ……」

 どうしてって言われても……。

「私とペアになろうか……」

 ニコリと微笑んでさらか先輩。
 なっ……なんですとぉーっ!

「私とじゃ……イヤ?」

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