この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タンバリンでできたオーロラ
第30章 エロくて新学期!
第二章エロくて図書委員!
風紀委員会が終了すると、あんな事があったというのに皆は――さらか先輩すらも――あっけらかんとして服装を整え、下校していった。
僕はというと、呆然とひとり校内に残ったままだった。
一体何が起きたのか? どうしてこうなったのか? ハッキリしない限り帰るのがためらわれる。
夢? 夢だったのだろうか?
でも、僕のオチンチンに未だに残るこの生温かい感触の残留はどうだ。脳裏に焼きついて消えることのない光景、さらか先輩のアソコからとろりと流れ落ちる僕の精液……あれはどうだ。
今だって、こうしてぼうっと廊下に突っ立っているだけだけど、まだちょっとむし暑い夏の気温。窓の外に鳴り響く蝉の声。
どれも物凄く現実感がある。
さらか先輩とエッチが出来たし、晴れて童貞ともオサラバできたのだけれど、釈然としないために素直に喜ぶ気にはなれなかった。
「お腹……減ったな」
独り言をつぶやく。
丁度お昼だ。学食って今日開いてるのかな……。
家に帰って食べるつもりだったけど、どうにもそんなに気分じゃない。さきほどの出来事の原因についてなんらかの答えを出したい。
とは言っても、頭は混乱してしまって考えもまとまらない。ええい、腹が減ってはナントヤラとはその通りだな!
開いているかどうかはわからなかったけれど、とりあえず学食を見てみようと、階段の方を振り返った時だった。
「きゃっ!」
「うわっ!」
僕は後ろにいた誰かと思い切りぶつかってしまった。
どさどさっと廊下に散らばる何冊かの本。
「ごっ……ごめんっ! あっ……峰雪さん……」
風紀委員会が終了すると、あんな事があったというのに皆は――さらか先輩すらも――あっけらかんとして服装を整え、下校していった。
僕はというと、呆然とひとり校内に残ったままだった。
一体何が起きたのか? どうしてこうなったのか? ハッキリしない限り帰るのがためらわれる。
夢? 夢だったのだろうか?
でも、僕のオチンチンに未だに残るこの生温かい感触の残留はどうだ。脳裏に焼きついて消えることのない光景、さらか先輩のアソコからとろりと流れ落ちる僕の精液……あれはどうだ。
今だって、こうしてぼうっと廊下に突っ立っているだけだけど、まだちょっとむし暑い夏の気温。窓の外に鳴り響く蝉の声。
どれも物凄く現実感がある。
さらか先輩とエッチが出来たし、晴れて童貞ともオサラバできたのだけれど、釈然としないために素直に喜ぶ気にはなれなかった。
「お腹……減ったな」
独り言をつぶやく。
丁度お昼だ。学食って今日開いてるのかな……。
家に帰って食べるつもりだったけど、どうにもそんなに気分じゃない。さきほどの出来事の原因についてなんらかの答えを出したい。
とは言っても、頭は混乱してしまって考えもまとまらない。ええい、腹が減ってはナントヤラとはその通りだな!
開いているかどうかはわからなかったけれど、とりあえず学食を見てみようと、階段の方を振り返った時だった。
「きゃっ!」
「うわっ!」
僕は後ろにいた誰かと思い切りぶつかってしまった。
どさどさっと廊下に散らばる何冊かの本。
「ごっ……ごめんっ! あっ……峰雪さん……」