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タンバリンでできたオーロラ
第30章 エロくて新学期!
峰雪りり子。図書委員。読書好きで休み時間はいつも文庫本を開いて読みふけっている。幼児体型で背もクラスで一番低いのではないだろうか。
僕にぶつかって軽く吹き飛ばされた彼女が尻餅をついて見上げていた。
「大丈……」
助け起こそうとした僕だったが、彼女のスカートが大きくまくれ上がって、丸見えとなったパンティが目に飛び込んできたため思わず噴いてしまった。
「……ブッ!」
「どうしたの……斉藤君?」
倒れたときにずれたのだろう、大きな眼鏡が斜めになってしまっている峰雪さんは気づいていない。
ライトグリーンの縞パン……。その柄を目にするのは今日これで二度目だった。忘れていたけれど、今朝、彼女に会ったときもラッキースケベがあったんだった。
週番の集合時間は早い。
一般生徒よりも1時間も早く僕は学校に着くようにしている。いくらなんでもそれは早すぎるのだが、趣味と実益をかねてというか……。ま、早起きは良い事だ。
ウチの学校の図書室も朝はけっこう早く、生徒が登校してくる頃にはもう開いている。なんでも、早朝の澄んだ空気の中での読書は頭によく入るから、という理由だそうだ。
今時、朝から読書なんて習慣もってる奴なんかいるのかなとも思えるのだが……清らかを以て校風とする我が校らしいとは言える。
そして、実際にそんな習慣を持っているのが峰雪さんだった。
前の学期も、通学鞄を持ったまま図書室へと直行する姿をよく見かけたものだった。
今朝も、そんな彼女の姿を見かけた僕は声をかけたのだ。いつもそんな風にしているわけじゃなくて、たまたま気になることがあったからなのだれど。
「おはよう、峰雪さん!」
「あ……お、おはよう……ございます。斉藤君」
彼女は誰と話す時も恥ずかしそうに俯きがちに話す。内気なのだ。男が相手だといっそう激しくて、消え入りそうな声になる。
「……なんか、鞄が凄くパンパンだね……今日は始業式しかないのに」
僕にぶつかって軽く吹き飛ばされた彼女が尻餅をついて見上げていた。
「大丈……」
助け起こそうとした僕だったが、彼女のスカートが大きくまくれ上がって、丸見えとなったパンティが目に飛び込んできたため思わず噴いてしまった。
「……ブッ!」
「どうしたの……斉藤君?」
倒れたときにずれたのだろう、大きな眼鏡が斜めになってしまっている峰雪さんは気づいていない。
ライトグリーンの縞パン……。その柄を目にするのは今日これで二度目だった。忘れていたけれど、今朝、彼女に会ったときもラッキースケベがあったんだった。
週番の集合時間は早い。
一般生徒よりも1時間も早く僕は学校に着くようにしている。いくらなんでもそれは早すぎるのだが、趣味と実益をかねてというか……。ま、早起きは良い事だ。
ウチの学校の図書室も朝はけっこう早く、生徒が登校してくる頃にはもう開いている。なんでも、早朝の澄んだ空気の中での読書は頭によく入るから、という理由だそうだ。
今時、朝から読書なんて習慣もってる奴なんかいるのかなとも思えるのだが……清らかを以て校風とする我が校らしいとは言える。
そして、実際にそんな習慣を持っているのが峰雪さんだった。
前の学期も、通学鞄を持ったまま図書室へと直行する姿をよく見かけたものだった。
今朝も、そんな彼女の姿を見かけた僕は声をかけたのだ。いつもそんな風にしているわけじゃなくて、たまたま気になることがあったからなのだれど。
「おはよう、峰雪さん!」
「あ……お、おはよう……ございます。斉藤君」
彼女は誰と話す時も恥ずかしそうに俯きがちに話す。内気なのだ。男が相手だといっそう激しくて、消え入りそうな声になる。
「……なんか、鞄が凄くパンパンだね……今日は始業式しかないのに」