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タンバリンでできたオーロラ
第31章 高瀬瑠々菜がひとりエッチをする権利
 どうして、その言葉が心から離れないのか。 

 少し俯いて照れたようにそれを口にする圭一の顔を、どうして繰り返し思い浮かべてしまうのか。

 ――もっと自分の体を大切にして。

 と、彼はそうも言ってくれた。それは本気で言ってくれたのだと思う。

(幸村……くん)

 心の中で、そして次に声に出して、小さく名前を呼んでみる。

「幸村……圭一……くん」

 窓の外の虫たちよりも微かな声で、しかし、それよりも美しく響くその名。

 布団の中で自然と下腹に伸びる手。

 そうして昼間そこにあった圭一の熱く滾ったものを確かめたいというように。

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