この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タンバリンでできたオーロラ
第34章 ドクター・オフィスラブ
「ドクター・オフィスラブ。準備ができました」
「うむ」

そう、俺はドクター・オフィスラブ。
人は皆、俺の事をそう呼ぶわけがない。

「マリカくん、なんだね? そのオフィス……?」
「ドクター・オフィスラブ」
「そう、それだ。私は、そんな名前ではなかったと思うのだが」
「あら、でも先ほど、うむ!とおっしゃいましたわ」

それは頷いたのではないのだ。
うむ? と首を捻る感じのつもりだったのだが、伝わらなかったようだ。

俺はインフォームドコンセントという奴がどうも苦手だ。

自宅でも配線が下手で、ともすればタコ足だらけのぐちゃぐちゃになってしまう。スーファミのコンセントなのか、プレステのアダプタなのか、あるいはニンテンドー64だったか、Wiiだったかと、いつも抜くときにビクビクする羽目になる。

下手に抜くとやってる最中のゲームが切断されてしまうからな。
だから、俺はいつもセーブしてからコンセントを抜く用にしている。

それはさておき、だ。

「いったいなぜ、唐突に私の事をオフィスラブなどと?」

俺はマリカくんに尋ねた。

「うふ、それは、昨日本で読みましたの。オフィスラブものの素敵な小説でしたわ」

なるほど。
彼女のうっとりした顔つきで合点がいった。


/619ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ