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タンバリンでできたオーロラ
第38章 終末のユーフォニアム
私さ、世界が終わるならこんな風がいいなって思ってたことがあるんだけれど、聞いてくれる?

あのね、マーチングバンドってあるでしょ? 演奏しながら行進するやつ。行進しながら演奏なのかな? どっちでもいいや。

みんな揃いの制服でさ、ピンクとか、緑とか、明るい色ので。

羽飾りのついた背の高い帽子を顎紐で留めて、肩とか袖口にモールがついてて、襟はこう、ピッと立っててさ。胸元はホラ、右から左に短いロープみたいのが渡してあって、それが上から何段も……そういう格好のやつ。わかる? うん、それ。

先頭は旗を翻すカラーガード、その次がトワリング隊でさ、白いブーツの踵をカッカッカッって鳴らしながら、ミニスカートをひらひらさせて、可愛い女の子たちがこう……一糸乱れぬって言うの? おんなじ動きで揃って、バトンや旗をクルクルッてしたり、ぴょーいって投げたり受け止めたり。くるくるぴょーい、パシッ、くるくるぴょーい……えっ、どこが世界の終わりなんだって? まあ、もうちょっと聞いててよ。いいじゃない。

……でね。

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