この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タンバリンでできたオーロラ
第39章 ノート・アンド・クロッシーズ
ターン7

私たちの中に一人、偽物がいる。

見た目は私と同じで、しかし、中身は対戦相手であるエミリーという私が。エイミーの側も同じで、あちらには一人、エイミーの姿をした私が紛れ込んでいる。裁定者はそう言った。

そして、この〇×ゲームは見た目ではなく「中身」で一列を揃えたものが勝者となる。

つまり、これは推理のゲームなのだろうか?

しかし、私たちは声やジェスチャーで自分がそうであることを仲間に伝えることができない。そのための手枷、口枷というわけだ。では、何を手掛かりにすればいいのだろう? それとも、推理ではなく、ゲーム理論を使って合理的に勝率を高めるべき類の勝負なのだろうか。

裁定者の説明が終わると、いきなり私の体を縛っていた不思議な力が解けるのを感じた。思わず膝をついてしまいそうになるのをこらえて踏ん張り、強張っていた身体を軽く伸ばして、つま先をトントンと鳴らす。問題ない。ちゃんと動ける。

/619ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ