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タンバリンでできたオーロラ
第39章 ノート・アンド・クロッシーズ
出現した順に行動の自由が与えられる。

ただ、それは隣接する空きマスに移動するだけの自由だ。移動できる空マスがなければパスとなるが、そうでない場合は動かないという選択はできない。制限時間30秒以内に移動しなければ自動的に敗北となる。裁定者はそうも言った。

私が今居るのは左端の角で、右隣は二番目に出現した私で埋まっているから、一歩前進するか、右斜め前に進んで中央のマスを埋めるかの二択ということだ。

どちらにするべきか?

手がかりとなる情報はあまりにも少ない、

確定しているのは私は裏切り者ではないということ。つまり、私の隣の私か、その向こうの私が裏切り者、私の顔をしたエミリーだ。

残り時間10秒。

と、そこで私はもうひとつのことを理解した。なるほど。

この勝負を決するのは、裏切り者。私の顔をしたエミリーか、エミリーの顔をした私の動きで勝負は決まるのだ。

ということであれば、私の役割は何か? 決まっている。

私は次の一歩を踏み出した。

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