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タンバリンでできたオーロラ
第40章 進路指導(シナリオ版)
甘露:わたしさーあ……将来の夢っておちんちんになる事だったんだよねー。
進路:ああ。あるよねー。
進路:って、あるかい!
甘露:えー。進路ないのー?
進路:あるわけねーだろ、そもそも俺、男だし……
甘露:あーそっか、男だもんね。でも、ほら、おちんちんじゃなくて、女の子の……だったらあるんじゃない?
進路:えっ…女の子の……いや、まあ、どうだろう。ある……かもしんない?
進路:将来の夢はおま……いや、ねーわ。ねー。ありえねー。
甘露:ふーん、まあいいや。それでね。
進路:あ、続きがあるんですね。
甘露:それ書いて出したら親呼ばれた事があって……。
進路:ばふっ!
進路:出すって、将来の夢とかそういうのかよ! 学校に出したって事? マジで?
甘露:うん。
進路:ないわ。それはないわ。マジすかー。ないわー。ありえねー。甘露、お前本当に何考えて生きてんだよ……
甘露:えー、なにそれ、酷くない? そんなに変かなあ……。
進路:まー確かにガキって宇宙人だしなー。俺も昔はガキだったもんなー。俺も確かに「バナナになりたい」とか言ってたって今でも親からからかわれるしなー。バナナもチンポも変わらないっちゃ変わらないモンな。
甘露:でね、進路調査票にそう書いたら、先生が慌てちゃって。
進路:うおおおおおおおおおぉい! ちょっ! それ何? 中学の話なん? 小学校とかじゃなくて?
甘露:高校のときね。


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