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第6章 ライヴ＝人生？

｢どうですか、北森さん。マネージャーの仕事は｣


智也はドアの傍に立つ景子に笑いかけた。



｢慣れなくてメンバーの皆さんにご迷惑を掛けているかもしれませんけど……勉強しながら良いマネージャーになれるように頑張ります｣



景子はコロッと笑って淀みなく答えた。



三広と亮介はそんな景子を見て恐怖におののく。


｢良く言うよな……｣
｢んだんだ！あんなにほなみちゃんを目の敵にしてるくせに｣



ヒソヒソする二人をチラリと見て景子はニッコリ笑う。



｢何か言いました？｣



｢ひいっ｣
｢な、何でも無いっす！｣


智也は眉を少し上げた。


｢父も景子さんは大丈夫か、と気にかけていましたから……｣



｢お気遣いありがとうございます｣



景子は魅惑的に唇の端を上げる。