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らぶあど encore!
第3章 魔性の女達
「ああ、そう言えばあぐりちゃん久しく会ってないな~!
どうなんだよお前ら!
祐樹とほなみちゃんも結婚したし、次は野村か?」


三広が野村の背中をつついたが、野村は肩を落として溜め息を吐くばかりだ。



「お、俺まずい事聞いちゃった感じ?」



「あぐり、忙しいからって、なかなか会えないんだよ……それに志村さんの所に住んでるって言うから、なんか心配でさ……」



「志村さん、あっちの人だから大丈夫だろ?」


野村はキッと三広を睨む。


「そんなのわかんねえよ。志村さんだって、ある時魔が差す事もあるかも知れない!」



「うわっ!こ、怖いよ――わ、わかったから!睨むなよ!」



野村はまた溜め息を吐いて俯いて歩く。



「ほなみちゃんも、北森景子も、あぐりちゃんも魔性か……
世の中魔性な女ばかりじゃないか」


亮介は笑った。



「ほなみの魔性なら、捕まってもいいさ」



「うおおお言ってくれるな祐樹――!俺、また鼻血出そうだよ」


亮介はポケットティッシュを三広に投げた。



「お前はもうボックスティッシュを持ち歩け!鼻血猿!」

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