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らぶあど encore!
第3章 魔性の女達
野村はあぐりに覆い被さり、唇を激しく奪った。

あぐりも舌と唇を動かして応えてくるのが分かると、身体中が切なく淫らな欲望ではち切れそうになる。


「ん……んんっ」


甘い声が漏れると、聴覚からも欲が刺激されて苦しい程だった。



唇を離してあぐりを見詰めると、彼女も熱の籠った眼差しで野村を捉えている。



「ねえ……俺、どうやってこの部屋に来たの?」


「覚えてないの?
貴方、気絶したけど、身体が大きくて運ぶのが大変じゃない。
だから私が
"野村あ!起きて自分で歩きなさいよ!"
て怒鳴ったの。
そしたら、寝惚けた様な顔して起きて、私とタクシー乗ってここまで来たのよ?
……着いた途端にまた気絶したけどね」



「……そ、そうなの?」



「私の言うことなら、何でも聞くんだもんね?野村君は」



あぐりは悪戯に笑って、子供にする様に頭を撫でてくる。

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