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弟プレイ
第8章 永遠の誓い
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「結婚式の招待状も頂いてるから。いい? 忘れないでね、梓、蒼」
「うん。分かったわ」
「りょーかい」
その後は冷めたカレーを温めてもらって。
蒼と二人でテーブルを囲んで、カレーライスを食べた。
ふと、思う。
結婚……か。
それは私と蒼には一生訪れることはない、人生のターニングポイント。
ほんの少し、琴お姉ちゃんが羨ましかった。
* * *
「蒼……まだなの?」
真っ白な壁に優しい太陽の光が降り注ぐ。
深紅の絨毯の先には、新郎新婦の琴お姉ちゃんとその旦那さんである男の人が立っていた。
ステンドグラスの7色の光が二人を中心にキラキラと輝き。
まるで、天も二人を祝福しているかのようだった。
……だというのに。
こんな日に限って、蒼はまだ来ていない。
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