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弟プレイ
第17章 続編,初恋の君
「はぁ?! ちょっと、ミヤ落ち着けって」
「悪い! ケン! お前の話は後で聞く!」
「あっ! 神谷先輩!」
亜美ちゃんやケンが俺を引き留めようとするが、俺はそれを強引に振り切る。
足は自然と梓を追って、靴を引っかけながら駆け出していた。
なんだろう……なんて言えばいいのか自分でも分からないが。
このまま別れたら、絶対に後悔する。
そんな予感が俺の胸の中に湧き上がり、消えなかったのだ。
「……ちょっと、健也君。なんでもっとしっかり引き留めてくれないのよ?」
「あはは、それはごめん。でも……アイツも気持ちに決着つけるためにも、一回フラれておいた方がいいと思うんだよ」
「まぁ……それは、そうかもね」
「だろ?」