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弟プレイ
第18章 続編,愛する人は一人
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「ダメだ、降参。俺の負け」
「じゃあ今度は蒼からキスして?」
甘えるように私は蒼の首に腕を回し、キスをねだる。
今さらになって、お酒が回ってきたのだろうか?
普段は恥ずかしくて出来ないような、大胆な行動を取ってしまう。
「仰せのままに。お姫様」
「あ……蒼…んっ」
本物の王子様のように紳士的な口づけを額に落とすと、蒼は蕩けるような甘いキスで私の唇を塞ぐ。
そのまま家の前であるということも忘れて、私達は夢中で唇を貪り合った。
――だから、気づいていなかった。
「梓……蒼……何してるの?」
「え――」
「!! か、母さん! それに……親父まで」
「お前達、まさか――」
家から少し離れた場所。
タクシーから下りてきた、お母さんとお父さんは……唖然と呆けてそこに立ち尽くしていた。
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