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第3章 狂い咲き　3

　これほどの、くちづけがあるだろうか。

　味わうように、ゆっくりと彼と舌先を重ね合わせた私は、彼の舌使いに、うっとりとさせられた。

　彼のくちづけに負けるように、私は彼のペニスを含んだ。

　含み切れないほど逞しいペニスが、私の中で、さらに淫らな想像を掻き立てていった。

　彼と肌を重ねることに不安を覚えるほどの逞しいペニスだったが、力強く膣口を押し広げられ、息苦しいほどの挿入感が、ほどよく私の奥底を突いていくたびに、彼に抱かれている悦びに変わっていった。

　突かれるたびに快楽とは違う、どこか、心地よささえ浮かぶほどに、彼の腰使いは上手い。

　今まで経験したことのないセックスに、私は彼と肌を重ねるごとに、身も心もなにも疑わず彼に捧げてしまった。