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狐面の男に 愛されまして
第5章 おムコさんに 愛されまして

きゅっと先端を摘ままれた。

「…はッ…ぅ」

彼女はそれに目をやったまま、肩を寄せて胸を震わせた。


そこ…触られたら、なんだか…っ


「…っ…ふッ、あ!ぁ…」


その時、シュウが顔を寄せ、その疼く先端を口の中に含んでしまった。


クチュ...


「ん……!!」


クチュ、チュ”...チュ..ッ.


「…ぁッ…シュウ…さん」


絡み付くぬめりを感じた瞬間、与えられた快感はとてもはっきりしたもので

震えが大きくなる

だけれど、シュウの微笑みを見ることはできない。


彼女に見えるのは、自分の胸に埋まる彼の頭を覆う…白色の髪の毛。


──そういえば中学の同級生に、同じ様な髪色をして『これはシルバーだ』と豪語する不良がいたような気がする。

日本人特有の薄っぺらい顔にその色は馴染んでおらず、ただ滑稽に見えたけれど…

シュウには似合っていると

チカチカする頭でそんな事を考えていた。



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