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君はカノジョ
第13章 君はカノジョ
はぁはぁと、二人とも肩で息をしながらじっとしていた。
きつく抱き合ったまま。
奥までつながったまま。
昨日出したのになぁ、とかぼんやり考えていると桃子さんが腕の中でもぞもぞして、「ん?」と顔を見ると照れたように目をそらす。
汗で額にくっついた髪をよけてあげるとこっちを見て「う~」と呻った。
「なに?
「ううん」
「な~に」
えへへ、と笑ったあと桃子さんは小さな声で「気持ち良かった…」と言った。
「俺も~」
言ってぎゅ~っと抱きしめる。
胸が幸福感でいっぱいになる。
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