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死んだあなたに逢いたくて
第2章 2年記念日

「さあ、こちらへどうぞ。」

逢沢さんはわたしの手を取って
ベッドルームへ連れていく。

ベッドルームに入ると
そこはまるでホテルの一室のようだった。

狭くもなく特別広いわけでもない。
お風呂やトイレもあって
部屋に鎮座する大きなベッドは
いまから始まる情事を思い起こさせる。

「…あの…。わたし
達哉以外の人とするの初めてで…。」

わたしは段々恥ずかしくなってきて
逢沢さんの顔を見ることができない。

「大丈夫ですよ。
優しくしますから…。
わたしを達哉さんに重ねて見るのも構いません。
じゃあ、シャワー浴びてきますね。」

逢沢さんはそう言ってにっこり笑うと
シャワールームに消えていった。

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