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ネムリヒメ.
第2章  目覚め.



こんな…


バスローブの裾をキュッと握りしめると、なんだか惨めな気持ちになって涙が込み上げてくる


アタシは力なく立ち上がってヨロヨロとベッドまで歩くと、力なくその縁に腰をおろした


「ちょっと待ってて」


そう言って彼はアタシの頭をポンと撫でると広い部屋の奥に姿を消していく


「はぁ………」


彼の背中が見えなくなり、アタシは大きなため息をついて肩を落とす


どうしよう…アタシ…


窓の外から小鳥のたちが可愛らしいさえずりが聞こえ、

部屋の奥からはふんわりとコーヒーの香ばしい香りが漂ってくる



朝、目が覚めたら知らない部屋のベッドの上で


知らない男の人と一緒にいるとか…


きのうの夜 アタシ…



ぼんやりと窓の外を仰いでいると、ふとなにかが頭を過った


『…ぎさ』


ん…


『なぎさ…』


名前!?



そう……名前だ



「……なぎ…さ……」


ポツリとその名前を口にする



でも、ちょっと待って…


誰の……!?



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