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ネムリヒメ.
第23章 薔薇の刺、棘の鎖.
「言ってごらんよ…」
「っ……あ、あぁ」
「それとも、苦しいまま泣き叫んで強請るまで焦らして欲しい!?」
向けられる余裕たっぷりの少し意地の悪い頬笑み
そんな言葉と笑みにさえ全身がゾクッとして、蕩ける秘部からトロッと液体が溢れてくるのがわかった
その間も、無意識に腰が揺れ続けていて…
然程触られてないのに、キスだけですでにショーツがグショグショになってる
「そんなに腰揺らして、ほら…ここだって…」
「…ん、ぅ」
ベッドの上で座った姿勢のまま、膝を折り、広げられる脚
太股をなぞる手の感触にビクリとカラダが震える
すると、オトコは何も言わずにショーツの上からクロッチの部分に指を這わせた
「ふあっ、ぁ、あぁ…!!」
その瞬間、気を抜けば今にでも絶頂を迎えてもおかしくないくらいの衝撃がアタシを襲った
手首を掴まれたまま、背中を大きくしならせ、ビクリと顎を仰け反らせる
怖いくらいに、感じる…
快楽に負けて、今にも自分が自分ではなくなってしまいそうだった
だけど…
ダメ…
なのに…
もっと、触って…ほしい
「ッ……」
口を開いたら、そう悲願してしまいそうで、喘ぐ息を殺して唇をキュッと噛み締める
けれど、そんな抵抗なんて長く保つはずもなく
「ひ…あ…、ッ…んあっ!!」
指でなぞられるたびに、グチュッといやらしい音がして、堪えきれずに甘い悲鳴がすぐに口を割る