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ネムリヒメ.
第24章 Get back.
渚が怒るのは当たり前だ
しかし思いきり苦笑いを添え、むしろそんな状況でよく辿り着けたと言ってやってもいいのではなかろうか
葵だってこんな時に好きでこんな状態になってるわけではない
…わかってる
このままじゃ、ちーちゃんが…
ちーちゃんが!!
そんな葵の内心にも関わらず、
「葵っ、ねぇ葵ってばぁー」
「もぅ、最近つれないんだからぁ。電話はいいからアタシたちと遊んでよぉ」
「なんかちっとも連絡とれないんだもん。そのせいでこないだ紫堂さんに連絡したら怒られちゃったんだからね、怖かったの」
「ちょっ…!!」
『っ…おい、てめぇ』
オレだってナギが怖いんですけど!!
怖いどころじゃなくて、ホント…ヤバイから!!
「もう、聞いてるの!? 電話ばっかりって、こーれ、渚でしょ!?」
「ッ…!?やめっ!!」
そんな声と同時に情けなくも身動きの取れなくされた葵の手からすり抜ける携帯電話
いくら器用な葵といえど、オアズケ状態で飢えた彼女5人にかかられれば、ただでさえ余裕のないこんな時に、だ
『葵っ!!どうなってんだ!!』
「待っ…!!」
「…ダーメっ♡」
大胆にも葵の正面から向き合うように跨がり、膝の上に馬乗りになる彼女にいとも容易く人差し指で唇に栓をされる葵
はだけたドレスの裾からは綺麗な脚とセクシーなガーターベルトが覗いている
雰囲気からして恐らく彼女は…
…歳上の女医だ♪