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ネムリヒメ.
第24章 Get back.
…………
「─…ッ、イっ、やあぁぁぁぁっっ!!」
身を貫いたあまりにも強烈な感覚にアタシは叫び声をあげていた
「熱、い…んあっ、熱くておかしくなっちゃ…あッ…」
二人分の重みで軋んだベッドから白い羽が舞い上がる
自分がどこを見ているのかもわからない…
涙でぼやけ、焦点の定まらない瞳にそれは、百万の夜景の光の海から降り注ぐ雪のように見えた
擦られる度に、力の入れることのできないはずのカラダがしなって暴れる
ビクビクと痙攣を繰り返すたび、手首の鎖が硬い音を奏でる
絶頂のたびに狭く収縮する膣内を抉るように熱で押し広げられ、底のない快楽に頭のなかも目の前も真っ白にされてしまう
ただ、郁さんを受け入れているところだけが焼けるように熱くて、待ち望んでいた充実感に喜びの涙と言わんばかりにアタシのなかから液体が吹き出してくる
喘ぎだか悲鳴だかわからない声をあげ続ける塞がらない唇は、涎を垂らしながら浅い呼吸を繰り返していた
「ああ、よく締まる…ッ…」
「はあぁっ、やぁ!んんっ、あ、イクッ…イっちゃ!!」
耳に届く吐息や色を帯びた低いハスキーボイスにさえイカされ、
「ほら、そんなにイキ急がないでちゃんと覚えるんだよ…」
感覚を覚えさせられるような深くゆっくりとした抽挿に全身に鳥肌が立って目眩がする
「フフッ…今、君を満たしてる誰でもない、オレのカラダをね」
「ふあ…ああッん!!」