パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 あたしに全部見せなさいっ！

　意識したわけでもないのに、ねだるように甘ったるくなった、あたしの声。
　体の芯が熱かった。柚留にこねまわされた乳首も、きゅっと硬く尖って敏感になっている。
　火照った熱を鎮めたくて、すがるように柚留を抱きしめる。
　柚留はあたしの胸の中心で赤く色づく突起の片方を、口に含んだ。

「あ……んんっ」

　指でこりこりされるのとは違う。硬くしこった乳首を熱い舌が溶かすように舐める。じんじんして、たまらなかった。
　柚留は唇をすぼめて、ちゅっ、ちゅっと吸ってくる。もう片方は指でこねられ、声を抑えられなかった。

「あ、あん、あっ、やあっ」

　気持ちいいような、切ないような。上手く言葉にできない感覚が、柚留が触れた場所から込み上げてくる。
　同時にあそこがひくひくと収縮し、蜜がとろとろと溢れだしていた。きっと下着はぐしょぐしょに濡れてる。