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Platonic Love
第2章 美人さんとジュラシックパーク




彼女は受け取ったジュラシックパークのDVDを抱えて嬉しそうに笑い、俺にお礼を言った。

「ありがとうございます!」

ワクワクしながらレジにDVDを出し、T−ポイントカードを財布から取り出した彼女。

嬉しそうな彼女の姿を見て俺はすごく良い事をしたと思い、いい気分になった。

きっと明日は良い事があるに違いない。

借りる物がなくなった俺はTSUTAYAから出た。

外は薄暗くなっていて、街灯が光っていた。

あー、帰ったら何しよ。てか明日仕事ダリー。

薄暗くて、その中にぼんやり浮かび上がる街灯の光がちょっと寂しくて胸がチクッとした。

チクチクと小さな胸の痛みを感じながら、パーカーのポケットから小さな箱を取り出す。

真っ赤なリボンが巻かれた藍色の小箱。
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