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貶女(おとしめ)
第13章 【○○警察署 相談室】
─────────…

「ゆっくりでいいのよ」

田中花代(カヨ)は相手を落ち着かせるように優しく微笑んだ。

女性のお巡りさんにお話がしたい、とビクビクしながら警察署を訪れた彼女は芦原莉桜と名乗ったものの中々本題に入らない。

ただ、その様子から花代はレイプ被害ではないかと見当をつけていた。

やがて つっかえつっかえ彼女が話しだした内容は、やはり性的に乱暴されたというもので、しかも加害者は学校の教師だという。


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