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貶女(おとしめ)
第14章 【学校編】醜聞
「コンドームっていえば、莉桜…昨日マジな顔して見てたよね?」

「エミまでそんな目で見ないでよ!…そうだ、元基君…元基君なら あたしを信じてくれるはず」

莉桜はエミを押し退け、元基のクラスへと走った。
しかし廊下から覗いただけで女子に察知され、元基の姿は彼女らの作る人垣に隠されてしまう。

「元基君…!」

名前を呼んでも、聞こえる距離にいるはずの元基から返事はない。


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