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貶女(おとしめ)
第14章 【学校編】醜聞
「一回や二回セックスしたからって彼女面しないでくれる?迷惑なんだよ」

「彼女面って、だって、あたし達付き合って…」

追い縋る莉桜の目の前で、元基は非情にも門扉を閉める。

「付き合ってるって、僕が誰と?悪いけど、鏡を見て出直してきてよ」

元基は立ち竦む莉桜を鼻で笑い、家の中に姿を消した。

「元基君…嘘だよね?ねぇ、元基君…!」


1時間待っても2時間待っても、その日 元基が家から出てくることはなかった。

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