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貶女(おとしめ)
第24章 エピローグ
─────────…
「莉桜ちゃん、おみくじ一回!」
「はーい」
境内の奥にある木造の真新しい小屋は、男性だけが一回一万円で引けるおみくじの専売所である。
「え、また手コキかい!コレ、ちゃんと大吉入ってるんだろうね?」
クシャクシャの千円札10枚と引き換えに渡された六角柱の木箱を振って出た『小吉』を見て、初老の男はイチャモンをつけた。
「失礼な!ちゃんと入ってますよ、さっきも1人当ててますもん…ほら聞こえるでしょ?」
耳に手を当てる莉桜のジェスチャーに釣られて耳を澄ませた男は、
「クソーッ俺なんか手コキと尺八ばっかりだってのによぉ」
涙目で悔しがる。
「莉桜ちゃん、おみくじ一回!」
「はーい」
境内の奥にある木造の真新しい小屋は、男性だけが一回一万円で引けるおみくじの専売所である。
「え、また手コキかい!コレ、ちゃんと大吉入ってるんだろうね?」
クシャクシャの千円札10枚と引き換えに渡された六角柱の木箱を振って出た『小吉』を見て、初老の男はイチャモンをつけた。
「失礼な!ちゃんと入ってますよ、さっきも1人当ててますもん…ほら聞こえるでしょ?」
耳に手を当てる莉桜のジェスチャーに釣られて耳を澄ませた男は、
「クソーッ俺なんか手コキと尺八ばっかりだってのによぉ」
涙目で悔しがる。