この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
貶女(おとしめ)
第7章 【学校編】友達
エミはこれ見よがしにタメ息を吐いた。
「莉桜ってさ、実は貞操観念が薄いの?女の子の大事なモノ簡単に無くしてさぁ…」
「…そういうわけじゃないけど」
返す言葉もなく莉桜は力なく項垂れる。
(そうだ、たった1日で あたしは何て多くのモノを無くしてしまったんだろう…)
「…ね、今日さ、カラオケでも行かない?パーッと騒いで嫌なこと忘れちゃおうよ」
「そう、だね。うん、行きたい!行こう!…あ、でもあたしお金ないんだった」
一人では持ちきれなくて映子の部屋に置きっぱなしの荷物と軽くなった財布が脳裏に浮かぶ。
「莉桜ってさ、実は貞操観念が薄いの?女の子の大事なモノ簡単に無くしてさぁ…」
「…そういうわけじゃないけど」
返す言葉もなく莉桜は力なく項垂れる。
(そうだ、たった1日で あたしは何て多くのモノを無くしてしまったんだろう…)
「…ね、今日さ、カラオケでも行かない?パーッと騒いで嫌なこと忘れちゃおうよ」
「そう、だね。うん、行きたい!行こう!…あ、でもあたしお金ないんだった」
一人では持ちきれなくて映子の部屋に置きっぱなしの荷物と軽くなった財布が脳裏に浮かぶ。