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第8章 【学校編】彼氏と…

そのうち莉桜の上気した顔に元基も気付き、二人の間に『そういう』空気が流れる。

図らずも莉桜が座っているのはベッドであり…元基の手が莉桜の肩に置かれると顔がだんだん近づき、そっと唇が重なった。

「…莉桜、いい？」

何が『いい？』なのか、鈍い莉桜でもさすがに分かる。

言葉で答えるのは恥ずかしくて、莉桜は頷くことで同意を示した。