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真夜中の贈り物
第11章 マタニティー・リターナー

「ふあ……あ、ああ……オチンポ……来てる……入って来てる……咲良のオマンコ……繋がってくぅ……」

 咲良はケータイを股間の侵略に当てた。
 聞こえるように。
 キョーイチに自分の結合の音を届けるために。

 ぬちゃっ……にちゃっ……くにゅぅっ……じゅくっ……じゅっく、じゅくっ!

「アーッ! 浅いっ……浅い所なのにっ……気持ちイイッ! 咲良の気持ちイイ所、全部知られちゃってる……咲良の全部……知られちゃってるぅぅぅっ!」

 いたわるような浅い反復。

 キョージはどうすれば咲良が狂うかを熟知していた。今まで何度も何度も肌を重ねて来たのだ。咲良のスイッチは裏も表も、どう押せばいいのか、そしてどう組み合わせればいいのか、キョージには手に取るようにわかっていた。

 肉襞を突く角度を変化させながらクリトリスに手を伸ばし淫愛する。快感の波の高い低いを、少しの休止を織り交ぜて交互に、あるいは連続して繰り出し、昇らせる。
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