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真夜中の贈り物
第3章 教官は世界の果ての 後篇
 喘いで大きく開かれた口。舌を泳がせ空気を貪る。
 熱い……なんとかしてくれ……おかしく……おかしくなってしまう……。
 気持ち良すぎるだろ、これっ……!

 なんだ? 何をするんだった?
 俺……俺は何をしている所だ? どうすればいい?

 ――さっきの訓練を思い出して……

 ハルカの声。

 そうだ。
 訓練だ。

 何をした?

 お、おおおおおおおおおおおおおおおお、おおおおおおおおおお!

「来いよ! 教官っ! イカせてみろよっ!」

 涙を流しながら、俺は叫んでいた。

 もう堕ちる。
 最後だ。

 これ以上は無理だ。だが、最後に……最後に俺に灼熱のエネルギーを与えてくれ。

 いや……与えてやる。
 そうだ! 与えてやるんだ。

 俺が、お前に!
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