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電車の中から始まる愛
第1章 3人の王子様
──あぁ、また痴漢だ … 。
仕事へ行くために朝の通勤電車に乗った東雲 紗南(しののめ さな)は毎日のように痴漢にあっていた。
女性専用車両はこの時間いつも満員で乗るスペースがない。
なので仕方なく他の所に乗っていた。
そんな紗南は自分の顔を子供っぽくて暗そうと気にしているが、
目がくりくりと大きく、大人しそうで清楚な雰囲気のある顔立ち、そしてその子供っぽさと相反するように胸は大きく、そのアンバランスさがなんとも言えない色気のある姿だということに気づいていない。
後ろにぴったりとくっついてくる男は、鼻息を荒らげ、スカートの上から真のお尻をなで回していた。
紗南は痴漢されていることをいう勇気もなく、いつものことなので顔を真っ赤にして耐えていた。
お尻をしばらくなでまわされ続け、もうあと2駅で降りる駅につくので、「あと少しだ!」と自分のことを心の中で励まし、耐えていたが、
なんとその痴漢は紗南が大人しいので調子に乗ったのか、スカートをめくり、ショーツの上からお尻や恥骨を撫でまわし始めた。
さすがに危ないと思った紗南は人見知りだが、勇気を振り絞って、隣に立っている茶髪でスーツの男性の腕を掴み、
「あの…痴漢です……」
と、助けを求めた。
「どうしましたか?大丈夫?」
品のあるスーツをスタイリッシュに着こなしているその男性はそういいながら、さりげなく痴漢から紗南をはがした。
「痴漢にあっていて…でも助かりましたありがとうございます。」
スーツの男性に深々と頭を下げてお礼を言う紗南。
「いやいや、助けを求めてくれてよかったよ。あ、そうだ。俺たちで痴漢から守ってあげるよ。」
おいで、と紗南を自分の方にさらに近づけた。
すると男性の隣から男性二人が顔を出した。
その二人も品のあるスーツを着ており、三人並ぶととても絵になる。
「本当ですか?毎朝困っていたんです。とても助かります。」
紗南は普段人に何かを頼むということが苦手なのだが、毎朝怖く、煩わしかった痴漢から解放されるという喜びが勝ち、
その男性たちを頼ることにした。
仕事へ行くために朝の通勤電車に乗った東雲 紗南(しののめ さな)は毎日のように痴漢にあっていた。
女性専用車両はこの時間いつも満員で乗るスペースがない。
なので仕方なく他の所に乗っていた。
そんな紗南は自分の顔を子供っぽくて暗そうと気にしているが、
目がくりくりと大きく、大人しそうで清楚な雰囲気のある顔立ち、そしてその子供っぽさと相反するように胸は大きく、そのアンバランスさがなんとも言えない色気のある姿だということに気づいていない。
後ろにぴったりとくっついてくる男は、鼻息を荒らげ、スカートの上から真のお尻をなで回していた。
紗南は痴漢されていることをいう勇気もなく、いつものことなので顔を真っ赤にして耐えていた。
お尻をしばらくなでまわされ続け、もうあと2駅で降りる駅につくので、「あと少しだ!」と自分のことを心の中で励まし、耐えていたが、
なんとその痴漢は紗南が大人しいので調子に乗ったのか、スカートをめくり、ショーツの上からお尻や恥骨を撫でまわし始めた。
さすがに危ないと思った紗南は人見知りだが、勇気を振り絞って、隣に立っている茶髪でスーツの男性の腕を掴み、
「あの…痴漢です……」
と、助けを求めた。
「どうしましたか?大丈夫?」
品のあるスーツをスタイリッシュに着こなしているその男性はそういいながら、さりげなく痴漢から紗南をはがした。
「痴漢にあっていて…でも助かりましたありがとうございます。」
スーツの男性に深々と頭を下げてお礼を言う紗南。
「いやいや、助けを求めてくれてよかったよ。あ、そうだ。俺たちで痴漢から守ってあげるよ。」
おいで、と紗南を自分の方にさらに近づけた。
すると男性の隣から男性二人が顔を出した。
その二人も品のあるスーツを着ており、三人並ぶととても絵になる。
「本当ですか?毎朝困っていたんです。とても助かります。」
紗南は普段人に何かを頼むということが苦手なのだが、毎朝怖く、煩わしかった痴漢から解放されるという喜びが勝ち、
その男性たちを頼ることにした。